2012年8月31日金曜日

ポートランドで豚骨ラーメンを!?

前回ポートランドに行った際には、偶然食した熊本ラーメン@しげ蔵の旨さに涙した。

ラーメンに飢えているシアトル住民は、どこか他にも美味しいラーメン屋があるに違いない!と、もくろんで、調べてみた。幾つか候補はあれども、「福岡でラーメン修行をした」という、Masu Sushiが気になるぞ。

シアトルから今回は3時間ちょっとでついてしまったので、早めの夕方、客もまばらな時間に突撃。「ラーメンの噂を聞いてきたのだが…」というと、寿司カウンターに案内される。なかなかにお洒落な店です。

ちなみにその時間にはお店の人に日本人はおらず。アジア系もヒスパニックでも無いというのが、珍しいなと思った次第。
突き出しは枝豆。
寿司職人も、みな西洋系の若いお兄さん方です。「寿司カウンターでラーメン食べてもいいのかね?」などとお喋りしながら、突き出しの枝豆をつまみます。「ラーメンは、豚骨にブロスも加えてある」というので、「魚のダシか?」ときくと「そうだ」とのこと。ふ~ん、博多でも新しい店でその手のアレンジが流行ったことがあると聞いたな。

ショーケースに入った寿司ネタが旨そうで、そちらに惹かれるも、ラーメンの分量が分からないからなあ…。博多の良いラーメンだとこってりしてても、つるんとお腹に入るのだが。

いよいよ登場です!
Tonkotsu Ramen kyushu-style $13 
たしかに、豚骨スープ。まずは一口。…ぬるい!!!
あ~たしかに豚骨系なんだけどね~~。豚骨の脂がたっぷり出てるんだけどね~。それは豚骨ラーメンの必要条件であって十分条件ではない。

黄色い縮れ麵に嫌な予感がしつつ、口にすると…あちゃ!たしかに細めの麵だよ(博多のストレート麵とは全然違うけど)、確かに硬麵だよ、でも、スープとの相性がxxxxxです。

焼豚はこってりとろとろの豚。香ばしくもあるので単品としては良いでしょう。
半熟醤油卵も実にこってりとろとろの黄身がお見事。でも、スープ+焼豚+卵と、こてこてをここまで重ねられると辛いわ。博多のラーメンでは、逆に具は紅しょうが、辛し高菜とさっぱり系で行くのですけどね。

旨い博多ラーメンは、豚骨でも逆にある種の潔さがあって、あっという間に食べられちゃうものなんです。そして気力が充実してくる。(博多っ子の独断と偏見で、そう言っちゃいます!)

しかるに、このラーメンは、食べ進むにしたがって、重くなってくる。気分も重~くなってくる。

今回は、撃沈ですね。
寿司のほうは、とっても旨そうなんだがな…、1、2貫でも試してみたい誘惑が強かったのですが、この夜のパフォーマンスを控えていることもあり、断念。

Masu Sushiさんの名誉のためにも、寿司や他のものは美味しそうだったことを記しておきます。またとてもお洒落な店であることは確か。柳の下の2匹目の泥鰌をしつこく狙った私の戦略負けでありました。

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2 件のコメント:

  1. とんこつラーメンかあ。
    昔、下北沢で連れて行ってもらった小さいお店のとんこつラーメン、美味しかったねぇ。
    高菜をいっぱい乗せて食べたな~。
    懐かしいねぇ。

    そいえば、15年位前に、池袋の地下でまずいラーメン食べてしまったとき、その足で下北のあのお店に、も一杯食べに行ってしまったこともあったよ。

    ラーメンの美味いマズイは人生の幸せを左右するよね~。

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    1. たしかに、ことラーメンに関しては、幸せに直結していますね~。
      マズイのを食したときの、無力感、やるせなさは人生の不幸の一つでしょう。

      下北の小さなお店、熊本系豚骨ラーメンでしたね。嗚呼、この点にかんしては、日本在住の人が羨ましい。

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