2013年12月25日水曜日

深夜礼拝に行ってきた+冬至パフォーマンスビデオ

あっというまに、クリスマスイブです。午後11時からの深夜礼拝に出るべく、ガレージを開けると、オリオン等など見事な星空です。冬に晴れると夜空が綺麗なのですよね。

シアトルでは数週間前に極寒の時期があって身体が慣れたのでしょうか、気温2℃でも何故か寒い気がしない。Highway 9を北上すると、濃霧の中へ突っ込む。いきなり幻想的な世界が出現します。
自分のヘッドライトのみが頼りの世界。

霧の中って、距離感覚や、時間感覚までもが、あやふやになっていく気がします。

古いチャペルにポインセチアの赤が映えて、この間までの紫(アドベント期間の典礼色)から一転して、華やかになっています。

ちなみに、教会暦で降誕節というと、12月25日から1月5日までのことを指します。昔の暦だと、日没が一日の始まりですから、実質24日の日没からですけどね。

日本みたいに25日が終わったら即飾り付けをしまうのではなく、1月6日のEpiphanyまでに片付けるのが習慣となっています。

真夜中の礼拝ってのは、かなりの非日常性を持つのでしょう、なんともいえない余韻があります。


さてさて、先週末、Winter Solsticeのパフォーマンスビデオをアップしましたので、こちらにも載せておきましょう。


千種さんとのコラボも、阿吽の呼吸となってまいりました!
この曲は、「みだれ」(あるいは「乱輪舌」とも書くらしい。格好いいわ~)、八橋検校の作ですので、17世紀の曲でしょうか。バロックにも通じる風格を感じます。

久々のTeatro de la Psychomachia公演でしたので、昔なじみのお客様方と会えたのも嬉しかったですわ。これにて本年度の公演納めでありました。

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2013年12月13日金曜日

12/21(土)Winter Solstice 舞踏公演

巷はホリデーシーズンまっさかりとなってきました。が、個人的には比較的忙しくない時期でもあります。

次回パフォーマンスは、12月21日土曜日、久々のTeatro de la Psychomachiaでのイベントとなります。Winter Solstice(冬至の日)を皆でお祝いいたしましょう。

そうなんです、もうすぐ一番夜の長い日。日の出が7:55AM、日没が16:19PMですから、昼が9時間21分、夜が15時間31分...。太陽の仰角が19度に達しない! (LightTrac 調べ) というか、太陽が見えることってまず無いこの季節であります。

共演者千種さんとの打ち合わせも進んで、今回はお琴の古典で踊る事となりました。昔の曲のほうが斬新な気も致します。

日時: 12月21日土曜日、8時開演 (我々がトップバッターです)
場所: Teatro de la Psychomachia, 1534 1st Ave S, Seattle, WA 98134
Suggested donation $5-15
A celebration of the Winter Solstice with performances by Kaoru Okumura and Chigusa Kitai, Eric Eugene Aguilar, Shelli Kountz and more. Meagan Angus will create a special altar and Vanessa Skantze along with Kook Teflon Imagesdollszines will lead a ritual performance. Bring food, libations, special items for the altar, and your willing and open bodies.
Facebook event page:https://www.facebook.com/events/628623750531649/


また、年末はけっこう暇なので、また我が家でポットラックパーティでもしたいものだと考えています。クリスマス以降26日~30日あたりで。
2014年猫カレンダー配布会とでも題して、あるいは、本年の公演協力を感謝して...という会も兼ねましょうか。関係者の方々、日程のご都合をお知らせくださいませ。

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2013年12月10日火曜日

凍てついた日に、スノコルミ滝&がらがらへび湖

シアトルは3年ぶりの大寒波に覆われて、一日中氷点下の日々が続いていた。それも今日までとの事なので、とりあえずはどこかに写真を撮りに行こう!と車を出す。

Cottage湖は全然凍ってなかった...。も少し足を伸ばしますか。

さすがに、スノコルミー滝はお見事!水しぶきが滝つぼの岩肌に凍り付いて、一面真っ白になっています。

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落差82メートルの直瀑、かつ上から眺めるので、独特の空間感覚となります。高所恐怖症の人には辛いかも。

滝の落ち口近くからは、こんな感じ...。岩肌の氷が氷柱状になってる。

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いつもの展望台は、立ち入り禁止に。これほど分厚い氷に覆われてしまったら、さすがに致し方ないでしょう。

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さて、ここまできたからには、がらがらへび湖(Rattlesnake Lake)まで、行ってみましょう。湖の北側はかなり凍っていますが、今回は全面氷結には至っていない模様。

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以前、完全に凍てついた湖を見たのは、たしか2009年12月(ブログ記事)。そのときには、透明な氷と凍てついた波紋の清冽な姿に圧倒されたものでした。

今日の湖は、なにやらもう少し優しげな風情があります。比較的穏やかな寒さでしたし(とはいえ-8℃まで下がった!)、途中でちらついた雪の影響もあるのかも。

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小岩についている氷のスカートは、水位が引きながら凍っていった痕跡でしょうか?

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乳白色の氷と、切り株の周りの雪が、面白い文様を作り出しています。

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じっと眺めていると、妙に和風な感触もいたします。
ああ、石庭と相通じるところがあるのか...。

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Zen Garden! なんだわ、岩と砂ならぬ、切り株と氷と雪で、湖上に出来上がった一瞬の枯山水...。

この湖には、もう何年も通っていますが、それでも、ああこんな風景もあるのか~と新鮮な驚きを感じます。

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それでいて、切ないような懐かしいような...、もう私の原風景の一つになっちゃったんでしょうかね。

More Photo: Flickr! http://www.flickr.com/photos/kaoru_o/archives/date-taken/2013/12/10/

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2013年12月8日日曜日

猫GIF…窓越しの攻防

今朝もマイナス8℃で、一日中氷点下のままであります。

Tomozoさんのつぼに嵌ったという、ネコ2匹、林太郎 x 新之助の窓をはさんでのおちょっかい出しあいっこ写真。
勢いで、パラパラAnimated GIFも作ってみました。

台詞を想像しながら、見てみてくださいね。



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2013年12月7日土曜日

GAGEアカデミーDrawing Jam + シアトルアジア美術館

今朝はなんと、マイナス8℃!
本日は12月恒例のGAGEアカデミーDrawing Jam。アートスクールの各部屋に色んな種類のモデルを配置して、皆さん素描のし放題~~という企画であります。
が、我々舞踏モデルは何せ肌の露出度が高いので、ここまで寒いと大丈夫かな...と多少不安もあり。

朝9時から2時間のスロームーブメント・パフォーマンスでは、静止を多く取り入れながらも、超スローに動いて形を変えていくというもの。これは通常のパフォーマンス以上に、身体に来ます。と同時に、最高の修練でもあるのですよね。

スケッチされているという状況ですから、こちらの身体が「もうこのくらいで限界かな~」と思うところでも、も少し粘ろうという欲が出ます。とさらに、伸びる、曲がる、回転する、そして持続するというのが、実に良く体験できるのであります。

しかし負担は大きいわ、皆後半は筋肉はぎりぎりまで使ってぷるぷるしっぱなしだし、私も片足は軽く痺れが来たままでありました。寒さなんて全然気にならなかったですね。

さて、心地よい疲労に包まれて、せっかくこんな寒い日に出かけてるんだから、どこかに寄りたいよなぁ。GAGEアカデミーはキャピタルヒルの北端ですので、その近くのボランティアパークに足を伸ばしてみました。

お目当ては、シアトルアジア美術館。アールデコ様式(1933年)で、ここがシアトルでは一番好きな建物でしょうか。

ラッキーなことに今日は入館無料の日。アジア美術館は第一金曜日でしたね。月に一回美術館が無料になるというこの風習、懐が深いわ~。

Crows, early 17th century
Pair of six panel screens; ink and gold on paper
Japanese
61 9/16 x 139 5/16 in. (156.3 x 353.8 cm)
Eugene Fuller Memorial Collection, 36.21.1

屏風に、一面の鴉。渋くて豪華とはこんな感じかな。金と灰色のみというなんとも大胆な構成。

Segment of the Hell Scroll: Hell of Shrieking Sounds, ca. 1200
Handscroll; ink and color on paper
Japanese
10 3/8 x 25 3/4in. (26.4 x 65.4cm)
Eugene Fuller Memorial Collection, 48.17
地獄絵ですよ~。馬頭の鬼がいます。追われているのは戒を犯した沙門なのでしょうか。

Buddha, ca. 2nd-3rd century
36 x 22 1/2 x 8 in. (91.44 x 57.15 x 20.32 cm)
Eugene Fuller Memorial Collection, 
中央ホールに居るガンダーラの仏像も良いですねえ。このホールの光の加減がまたなんとも、優しくて明るいのです。

こちらは古代中国の饕餮文(とうてつもん)でしょうかねえ。左端ので紀元前12~11世紀。むう、いいもの持ってるなあ。

そして、一番裏側のこの部屋、展示品は根付とか翡翠の品々で大したことないのですが、窓からの木漏れ日も優しく、とても落ち着ける場所なのです。

とブログを書いている間にも、また気温がどんどん下がって、午後8時半現在で再びマイナス8℃。この分だと明日の朝にはさらに下がっている事でしょう...。

【パフォーマンス予定】
12月21日土曜日Teatro de la Psychomachia,1534 1st Ave S, Seattle, WA 98134 
8時から、Winter Solstice Event
1.北井千種(琴)+奥村薫(舞踏)
2.Vanessa's Solstice Ritual
3. and more!

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2013年12月5日木曜日

2014年猫仲間カレンダー作成完了!

猫仲間と毎年作ってきたカレンダーも今回で何と10年目であります。記念すべきカレンダーに登場する猫たちは、11家族、計19匹。

写真撮影/募集、写真の選択と各月への割り振り、写真加工、デザイン、オーダーと一連の流れも今日でほぼ完了しました。
卓上カレンダーは、今日50部のオーダーを済ませ、後は壁掛けカレンダーの最終部数が決まった段階で、かつShutterflyのセール状況とにらめっこしつつ、オーダーをかければ完了です。

デザインツールには「Microsoft Expression Design 4」が大活躍。アドビの製品を使わなくっても、結構な事が出来るんですよね。

Stellina of Teatro de la Psychomachia.
我々がいつも舞踏の練習をしているPsychomachiaのステリーナさん。美々しい猫ですわ。

我が家の寧々は、最後までどの写真にするか迷いまくりましたが、結局はこの組み合わせに...
壁掛け用。よしこちゃんのアートと一緒に
卓上用。赤扇で正月っぽく。背景の本は、知る人ぞ知る...
初登場、Moonchildさん、by Benj


Tomozoさんに撮ってもらった写真も、冴えています

卓上カレンダーには、多少滑稽ものも入れてみました
窓の外と中と... 撮影:Kaoru O.

何故かほほえましい。撮影:Kaoru O.
こちらも初登場のTurtleさんと、Shadowさん


12月にカレンダー配布パーティでもやりましょうか...?


【写真一覧】
L01_StellinaL00_ShinnosukeL02_KooperL03_FooL04_KitaroL05_Kagetora
L06_NeneL07_MiaoL08_JunL09_MoonchildL10_TengumaiL11_Rintaro
L12_KozmoS00_KooperS01_Nene01S02_MiaoFooS03_RinShinS04_Jun
S05_MughiS06_TengumaiS07_PeregrinaS08_TurtleiS09_KooperKozmoS10_Tamara
こちらからもご覧いただけます: 2014 Neko Calendar, a set on Flickr.