2013年11月18日月曜日

死者の日に捧げる舞踏

10月31日のハロウィーン(万霊節)は皆知ってますが、その翌日11月1日は『All Saint Day (聖者の日)』、さらに11月2日は『All Souls Day(全ての死せるものの日)』となっています。教会ではレクイエムの演奏やら、亡くなった方々ののメモリアル礼拝をおこなうんですよね。

前回パフォーマンスは、まさしく11月2日土曜日。会場となった道教学院には、結界が張られています。入り口からして、よしこちゃんアート炸裂です。

Photo by Yoshiko Eastvillage
また、舞台のオブジェも、風格の逸品です。
Photo by Tomozo
第一部では、おもいっきりトラディショナルに千種さんの地唄「黒髪」を。道教学院のスペースに、せつせつと唄が響きます。音響も最高だわ。
地唄舞として有名な曲だそうですが、踊りはもちろん舞踏でやっちゃうんです...。


こんなに、きちんと着物着付けしてもらって踊るのは初めてですわ~。


その後は、Larryさんの尺八即興演奏にうつります。

第2部は、群舞も入るので、我々は楽屋で着々と準備を!今回は、今まで舞踏にかかわってきた日本人女性がついに総出演(総勢五人、+音楽一名)となりました。


異界からの行列、あるいは狐の嫁入りなのですが、狐の嫁は、実は人間に捧げられる(人身御供ならぬ)狐身御供。売られてゆく仔の哀しさよ~。




祝祭と、猥雑さと、遷ろいと...。

 そして救いなのか喪失なのか、もうそれさえも分からなくなってゆく...。




たくさんの方々が見に来てくださって、とても盛況な会となりました。皆さまに深謝!


Tomozoさんのブログ記事『黄泉の女たち』もあわせてお読みください。
http://livinginnw.blogspot.com/2013/11/blog-post_12.html

いやはや公演が終わって、どっと疲れが出たのでしょうか。その後仕事もしばらく大変で、ブログ更新もサボっておりました。
年末は比較的公演スケジュールも少ないので、じっくりと計画の時期としましょうか。

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