2014年1月4日土曜日

お節共同制作プロジェクト、博多雑煮&鮭西京焼きレシピ

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
2014年が皆様方にとって、喜ばしい一年となりますように。

元旦は恒例の、お節共同制作会から始まった。


何家族かで分担してお節を作り、詰め合わせて記念写真を撮ろうというもの。それぞれが得意分野で攻めてくるために、出揃ったお節のクオリティは、異様に高い!

今年は7家族が集まったために、種類も量もかなりのものとなった。皆さん、真剣に詰めてます!


豪華なものです!日本のお節にも負けていませんね~。

日本在住の方々のコメントによると、日本ではお節を作る家庭が減って、多くは買ったもので済ましているとのこと。
海外でのほうが、その国の文化が保存されている現象を「文化の固定化・化石化」というそうです。

祖国を離れて年月がたってくると、不思議とその文化に回帰していくという現象も、確かにあるのですよね...。
また、買えないからこそ、自分で作る!という気概があります。



さて、当方の担当は、例年通り、「博多風お雑煮」と「鮭の西京焼き」
20人分となると、準備する量も半端では無いです。

こちらが、お雑煮の写真--椎茸が隠れていますね。博多雑煮の青菜は、伝統的には、「かつお菜」を使うのですが、さすがにそれは手に入らない...。色々試したところ、こちらで手に入る材料の中では、ウォータークレソンが苦味もあって一番近い気がします。次点は、中国野菜の油菜。こちらだとも少しまろやかな味に仕上がります。


一番大事な出し汁は、主催者のPさんがあらかじめ、利尻昆布とアゴ出汁にて準備してくださいました。豪勢でまろやかなお味です。

博多雑煮のレシピは以前、YouMagaに掲載したものがありますので、こちらからご覧ください。
http://www.youmaga.com/feature/2012_12_02_02.php


鮭の西京焼きレシピ:
シアトルは鮭の宝庫!とっても新鮮で良い素材が手に入ります。
西京焼きには、脂の乗ったものがお勧め。フィレ(三枚おろし、尻尾の部位が多い)よりは、ステーキ(筒切り、腹の部位が多い)を選びます。さらには、切り落としで良いものがあれば、お値段手ごろで一番旨いのです。
当方は、たいてい韓国系スーパーH-Martで入手いたします。

  1. 下準備: こちらのステーキ切りだと多少厚くて味が染みにくいために、さらに2枚におろします。必要に応じて、ピンセットで骨を抜く--家庭用で気にならないなら、この工程は省いても可。実際かなり面倒くさい...
  2. 塩漬け: 鮭に塩をまぶして、1時間ほど置く。
  3. 塩抜き: 鮭を手早く水で塩を洗い流して、キッチンペーパーで水分を拭き取る。
  4. 味噌床: ジップロック(密閉プラスチック袋)に、田舎味噌・ブラウンシュガー・酒・味醂を入れて、どろどろになるよう混ぜる。目安としては、味噌と液体分が1:1くらいでしょうか。
  5. 袋に鮭を入れて、密閉。綺麗に空気を抜いたほうが、浸かりが速い。
  6. 冷蔵庫にて、丸1日~2日寝かせる。
  7. 焼く: オープンの設定は華氏400度、上火。良く予熱したのちに、鮭を入れて12~15分ほど焼く。少し焦げ目が付いたほうが美味しい。
    味噌床が多かった場合には、余分な水分・味噌床をぬぐってから焼くと良い。
Pさんの写真をお借りしました
元になっているのは、シアトルおかみのレシピ→http://kozumon.exblog.jp/10993037/
おかみレシピのほうが、ずっと上品&高級志向ですね。それを元に、思いっきり手を抜いて、ワイルドにアレンジしたのが、こちらになります。

では皆さま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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