トレジョのスパイシー海草ラーメンなるもの

トレーダー・ジョーズはなかなかに気の利いた食糧品・雑貨ストアでして、品揃えに意気込みが感じられます。さほど大きな店ではないので、必要なものがいつでも手に入るわけではないですが、思わず買いたくなるもの、またリピート買いするものも多いお店です。

我が家の常備品となっているのは、イチジクバター、ハワイアン・ソルト、キャロット・ジンジャー・スープ、トマト＆ローストレッドペッパー・スープ、ジェノバ風ペースト、モデナのワインビネガー、瓶入りホースラディッシュ、細切りにんじん、調理用ワイン等など…。

さて、今回目に付いたのは「スパイシー海草ラーメン」なるもの。

ぱっと見たところ、私的には「おいしいぞ」オーラを感じなかったのですが、意外に当たりのモノを取り揃えている、トレーダー・ジョーズの新作なので、つい好奇心が勝ってしまいました。

レジのお兄ちゃんが、「これ、食べた事ある？」というので、
「新作でしょ？試してみようかと思って…」と答えると、
「気に入らなかったら、即返品していいからね！封開けても美味しいと思わなかったら持って来て。それがトレーダージョーズのポリシーだから」と。

これはもしかして、お兄ちゃん、余程このラーメンがお好みでなかったのか!? 危険信号がさらに点滅する。問いただしてみると、「ん～、僕は駄目だったね、これ」。

という訳で、期待値は大変低く設定して、いざ調理してみましょう。

パックを開けると、ノンフライのパック麵ですね。おや、スパイシーって、KIMUCHI味ですか～

茹で上げ直前に、麵の硬さチェックで、１本食べてみた。刺激臭が！なんともいえない匂いと薬品的な味が、ツンとくる。麵の芯なのかな、茹で上げる行程で、揮発するはずのものだろうか。なんだか、ショックです。

海草は、ご覧のとおりのしょぼさ。麵は、柔らかくにゅる～としていて、ラーメンというより細いソフト饂飩でしょうか。刺激臭は、出来上がるとキムチ味でマスクされるのか、特には感じられません。

でも、このスープ、単に辛味と酸味があるだけで、キムチや東南アジアの辛麵の持つバランスや奥深さが全然ないですね。どういう人をターゲットとして開発したのでしょう？MARUCHANのインスタントランチ（カップヌードル互換品）よりはマシという基準だとか…？

この品ばかりは残念ながら、トレーダー・ジョーズ、アジア系ストアの安い袋麵に負けるような気がします。
とりあえず試してみた結果報告です。まあ、$1.69ですから、無理も言えませんが。


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