この時期、シアトル近郊では雨か曇天、空が晴れるような日は朝は濃霧というパターンなので、12月の月蝕は拝むことが出来ないだろうなと思っていた。
しかし、前夜から空模様および天気情報サイトの雲の様子をみるに、もしかしたらいけるかも。目覚ましをかけて朝の5時に起きてみると(って、3時間しか寝てません~)、なんとお月様が見えているではないですか!
今回は沈む月なので、西の低めの空に。ちょうど2階の書斎から、窓越しに良く見える。
過去の月蝕の際には、庭にでたり、あるいは東の開けているところに車で出かけたりしましたが、今回は横着に室内から見ましょう。屋根は霜で真っ白だし、気温だって、0℃ですから…
ただし、2重ガラス越しなので、写真の質は外で撮ったモノに比べるとだいぶ落ちます。
FacebookやTwitterで、日本の知り合いもぽろぽろ月蝕の写真を上げてきます。こちらでは、上側が欠けてきているのに、日本では左下から欠けている。うわ~地球って丸いんだわ、彼らと私たちって今、こんなに斜めの関係なのよね…と実感。
最後の光も覆われて、皆既月蝕になると急に暗くなります。カメラの200mm望遠がこんなに頼もしく思われることはない。実際裸眼だと、ぼんやり赤っぽいものが見える程度。望遠レンズが、望遠鏡と化します。
シアトル近郊ではこの頃から、雲が出てきた模様。Twitterでは「雲が出てきた~!隠れた!」などという呟きが…。我が家でもこの後月が木々の向こうに沈んでしましたので、本日の観測はこれまで。
いやあ、年の瀬に良いものを見させていただきました。
わー、やっぱりお写真綺麗ですね!
返信削除皆既のオレンジ色、こんな感じだったのですね。雲の切れ間から見えた(涙)。
でも本当に、途中まででもあんなにきれいに見えてよかったです。
>今、こんなに斜めの関係なのよね…
ほんとですね(笑。 地球の丸さも感じた夜明けでした!
どうも~。幸いこちらは、皆既月蝕になるまで天気が持ちましたからね。
返信削除今回の写真はあまり得心の行く出来ではないですわ。何せぬくぬくと室内から撮ってますので、二重ガラスの影響が…
以前の月蝕写真:
http://www.flickr.com/photos/kaoru_o/tags/20080220/
とか、
http://www.flickr.com/photos/kaoru_o/tags/20070828/
のほうが、赤銅色になったときの感じが出ています…
Twitterがとても面白かった晩でありました