2013年2月24日日曜日

3月3日雛祭@和菓子処「とから」にて桜餅と…

「二月は逃げる」というように、あっという間に二月が過ぎつあります。次の日曜日は、もう雛祭りなのですね…。

グリーンウッド近くの和菓子処「とから」さんでは、月例第3日曜日のオープンハウスに加えて、3月3日には雛祭りスペシャル桜餅が登場とのこと。


グリーンウッド近くのお店は、招き猫が迎えてくれる、不思議な空間。

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昔の映画の一シーンみたいな風情があります。と、同時にとても心が和むテイストを造り上げています。また、店主のホスピタリティも素晴らしい!

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この日のオープンハウスにて、こじんまりと舞踏+地唄・三味線のイベントをさせていていただく事になりました。素敵な空間ですので、とても楽しみであります。

和菓子のお好きな方々は、この機会に是非訪れてみてくださいませ。

TOKARAオープンハウス 3月3日(日曜日)午後1時~6時
6208 Phinney Ave. N. Seattle,WA 98103
3つ入り一箱11ドル(+50セント箱代) Cash/Check only
雛祭りイベント Intimate Butoh 3:30pmから および 5:00pmからを予定
舞踏: 奥村薫
地唄・三味線: 北井千種
和菓子は予約がお勧め。当方に金曜日夕刻までにご連絡いただければ、まとめてお取り置きをお願いできますので、どうぞよろしくお願いいたします

【付記】お雛様、あわてて今日出した…。
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奈良の一刀彫立雛 神泉作

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2013年2月22日金曜日

『玄き冬』パフォーマンス@第一木曜シアトルアートウォーク

前回の公演ご報告が、たいへんに遅れてしまいました。公演後には、なにやら感じるところが多く、かなり長い間、余韻を引きずっておりました。

First Thursday Seattle Art Walkでは、毎月パイオニアスクエア一帯の画廊等がオープンハウスや、新しい展示の披露オープニング、その他様々なイベントが…。夕方から夜にかけて、ギャラリーめぐりの人々でにぎわうのです。

2月7日第一木曜日、Tashiro Kaplan Artistlostsの一室にて、小規模なパフォーマンスを行いました。演目は、当方の即興ソロ「玄き冬」と、Sheriの「Divided by Zero」。20分ほどの小品2つであります。

舞台芸術担当のよしこちゃんが張り切って、会場には迫力の書が…

TK Artistloftsの入り口はこうなっていた!かっこええ~
座席にも!これは怖いわ

舞台中央には、写経布が敷かれています。

そして、客入れのBGMには、寺山修司の『田園に死す』という設定…

小さなスペースに大勢の方が詰め掛けてくださって、ほぼ定刻にスタートします。(この日は、着替え&化粧をほぼ3分で完了という早業。最速記録だわ)。

大きなシルクのオブジェ(よしこちゃん作成)を引きずりながら登場するときのサウンドは、隠れキリシタンの唄おらしょ。その後、グレゴリア聖歌のプロセッションや、日本の古い巡礼唄、御詠歌などを、織り交ぜて物語りは進んでいきます。

観客との距離がものすごく近く、またパイオニアスクエアという環境ゆえに、いつもとはかなり違って生々しさのある即興になった気がいたします。(道教学院とかだと、静けさが美しく、よりContemplativeな方向になりますね)

今回のサウンドを、Soundcloudにアップしました。サウンド編集も作品作りの醍醐味の一つですね


そして、ビデオはこちら…


見にきてくださった方々、本当に有難うございます!ビルの入り口が分かりにくいなどといった不手際もあり、申し訳ありませんでした。

そして、公演後の晴れやかな表情のよしこちゃんとわたし


写真提供は、Tomozoさん。彼女のブログ記事 シアトル・アートウォーク『玄き冬』 も合わせてご覧ください!


次回イベントは、雛祭りの日3月3日、TOKARAさんのオープンハウスにて、ちいさなパフォーマンスを行います。

TOKARA和菓子オープンハウス 
雛祭り 3月3日(日曜日)1時から6時まで
6208 Phinney Avenue North, Seattle WA
桜餅一箱3個入り、$11.50 (Cash or Check only)

舞踏&三味線イベントは、3:30pmからと5:00pmからを予定しています。

桜餅は予約がお勧め。当方に金曜日までにご連絡いただければ、まとめてお取り置きをお願いしておきますので、どうぞよろしくお願いいたします

2013年2月21日木曜日

Wing Luke美術館、「紙」作家勢揃いオープニング

本日は、インターナショナル・ディストリクトにあるWing Luke美術館に行ってきました。 『Paper Unbound』という企画展のオープニングイベントです。
Wind Luke美術館 - Paper Unbound: Horiuchi and Beyond
February 22 - July 14
まずは、お目当ての木下有理さんの、『Roji (路地)』
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狭い通路にトンネルのように作った、紙と照明の空間。さすがに暗くて全体像は撮れませんでしたが、いつものように柔らかなコウゾのテイストがいいですね。

そして、薔薇の花も…
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市川悦子さんの作品は、Glass Pyrographでサンスクリット語を書いたものをさらに重ねて造形したというもの。こちらもなかなかに、かっこよい。

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アーティストトークで勢ぞろいの、今回の作家の方々

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その他色々な方々をお話できて、たいへんに充実した夜でありました。

今回のイベントは「Horiuchi and Beyond」と銘打ってあるように、ホリウチの開拓した紙の芸術の可能性をさらに推し進めるというテーマ。ポール・ホリウチの1950年のカリグラフィー作品が、入ったところに展示してあり、よしこちゃんと「お~~」と感激しながら見ていた。気合の入った良い字なのです。こういう日本人アーティストがシアトルにいたのですね。

参考:

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2013年2月20日水曜日

スノーグースに会いに行く、写真三昧の日

この時期になると、スカジット渓谷に行きたくなる。恒例行事となりつつある、Fir Islandでのスノーグース撮影ツアーです。
天気予報とにらめっこしつつ、狙ったとおりの見事な青空となった火曜日に、Tomozoさんと一緒に行ってきました。

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高速道路から、Fir Island Roadに降りて橋を渡ったすぐのところで、中規模の群れと遭遇!
あの~、グースが道を渡ろうとしているのですけど…。

その先の農家の広場に車をとめると、ちょうどその先の畑に、スノーグースたちがたむろしている。

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かなりアクティブな群れです。さらには向こうから数羽ずつ飛んできてはこの群れに合流しています。

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目の前で、あるいは我々の真上を飛んでくれるのが嬉しい。光が燦々とさしているので、グース達の翼の白が実に綺麗に映えます。また、シャッター速度も速くなって撮りやすいわ。

次々と、止むこともなく、飛来してくるのですね。写真撮り放題~ですわ。とはいえ望遠200ミリ(300ミリ換算)を振り回してますので、焦点あわせや、動体ブレは要注意

毎年見に来ていますが、これほどアクティブなのは初めてです。天気が良いせいか、それとももうすぐ春で北へ帰る時期が近づいているからでしょうか…。

天気が良いとはいえ、風は大変に冷たく、手や耳はあっという間にかじかんでしまいます。寒さにめげては車の中に逃げ込み、車の中からぼうっと群れを眺め、またしばしして「飛んできたぞ!」と、駆け出して…。

鳥たちを見ていると、いつまでたっても飽きませんねえ。

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いきなりの遭遇に、絶好の撮影ポイント。思い切り満足してしまいました。

トランペッタースワンたちも、今年はあちこちで餌探しに熱中しています。

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車を停めると、皆お尻を向けて、歩み去ってゆく。嗚呼~。前回来た時には泥まみれの白鳥たちでしたが、今日は緑の草の上、日光もまぶしく照って、ちゃんと白い白鳥たちでした。

More Photo → Flickr!のページ

撮影に興奮していて、気がつけば昼下がりの時間。お昼ごはんがまだなのでした。マウントバーノン近郊は、お店が少なく悩むところ。ラコーナは前回行ったしな…と思案していて、思いついたのがこのお店!

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Rexville Grocery
19271 Best Road
Mount Vernon, WA 98273
rexvillegrocery.com‎

一見、田舎にありがちなストアに見えますが、なかなかどうしてこだわりの輸入品などを置いています。デリコーナーのメニューもいい感じです。ミートローフサンドイッチに豆スープの昼食は、手作り感いっぱいで美味しうございました。

手作りパイや、ここで焙煎しているという珈琲も次回は試してみたいものです。

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2013年2月16日土曜日

久々に夕日と鳥を…

今日は久々に良い天気でしたね。お日様が出ると、どこか行かなきゃいけないような気になるのが、シアトル人(とくに冬場)の特性であります。

日没時間をチェックすると、5:33PM。だいぶ日が長くなってきています。夕焼けハンターの場所としては定番すぎるけれども、Edmondの船着場を目指します。

フェリーを待つ車の列が異様に長い。月曜日がプレジデントデーで長い週末だからでしょうか?2時間待ちとのこと、お疲れ様…

そして、海沿いの道に、運よく駐車スポットを確保。

波打ち際を歩くカップルも、夕方の日差しのなかでいい感じ…

あぁ、海の色がいいねえ。冬の間は、暗い空を反映して鉛色のことが多い海ですが、きょうは光を湛えた深い青です。

夕日のオレンジ色の光の中、海辺の風をあおられて実に新鮮な気持ちになります。少し歩いてみると、あっという間に手がかじかんでしまう…。

ここは、カモメ達の通り道。
下から光が当たっている!カモメって本当に気持ちよさげに飛んでいるのですよね。ことに、風にのって、浮かぶように微速で飛んでいるのは、なんともいえない浮揚感があります。カモメのジョナサンにもありましたね、高速飛行だけでなく、超低速に挑むシーンが。
そして、頭上で左旋回!傾いてラインを乗り換える様が、また快感だわ。

と思っていたら、さらに大きなのがやってきました。羽ばたきもしない、こいつはさらに超低速で近づいてまいります。
迫力の白頭鷲です。頭上をゆっくりと滑空していきました。みごとな風格です。

一時は絶滅危機種であった白頭鷲も、最近はかなり増えてきて、2007年には絶滅危機種リストより除外。この近辺でもあちこちで見かける機会が多くなっています。
でも今日の遭遇は見事だったなあ、至近距離でこちらの真上を悠々と滑っていってくれましたから…
優しい感じに暮れてゆきます。

面白い感じの雲がオリンピック山脈の上に…光が流れているみたい

そして、日が沈んで雲の色も落ちてくる。墨絵のような雲もまた、渋い。
なんだか、恐竜の骨のように見えたりもする…

夕方の一刻、心身ともにリフレッシュ~でありました。
車でちょっと行っただけで、こんな風景と自然に出会えるというのは、幸いな事です。日本だと、なかなかね…。

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